会長あいさつ

会長就任にあたって

Kaicho

日本薬学図書館協議会会長 唯野 貢司

この度、永井恒司先生の後を受けて会長に就任させていただくことになりました。私は病院薬剤師(市立札幌病院)を30年経験した後、北海道医療大学の教員となり、8年前より本協議会の理事として主に地域連携を目指した取り組みに関わらせていただいております。

近年、医療環境が激変し、良質な医療を提供するために、薬剤師に対する社会・患者の期待が高まっております。医療人として、社会や国民からの期待に応え、より信頼される薬剤師になるためには、卒業後の持続的な学習と自己研鑽による専門能力の向上が必要です。各薬科大学・薬学部には、学生に対して生涯学習や自己研鑽の重要性を十分教育することが求められています。また、学生を受け入れる病院や薬局、地域の薬剤師会には、生涯学習や自己研鑽のための環境作りが求められています。

そのような中で、本協議会としても、2016年度から重点事業目標の一つとして「薬剤師の生涯学習支援」を掲げ、様々な事業を展開することは、社会からの要請と考えております。



推挙いただいて

Nagai

日本薬学図書館協議会名誉会長 永井 恒司

私は2002年に当日本薬学図書館協議会(JPLA)の会長職を拝戴し、このたび2016年、会長の任期満了を機に、図らずも名誉会長という高貴な称号を賜り、この上ない光栄に存じております。

私は、1958年日本薬学会ドクメンテーション委員会UDC委員に就任し(委員長は本会初代理事長伊藤四十二先生)、以来文献情報管理に関わって来ました。この委員会の、「国際十進分類法(薬学) : 独英日三国語対照」の全面改訂・出版の事業(1963年完成)にも参画しました。

私の教育研究の専門は薬剤学ですので、図書館に首を突っ込むのは“もの好き”と思われがちでした。図書館学は、図書・情報の管理のみの科学ではなく、基礎になる多くの科学技術と人間科学を適度なバランスの上に融合させ、より高度の発明・発見を導く学問(Science of Science)で、私の教育研究はこれに多大の影響を受けました。